2025年5月3日公開
「よーし、今月も節約だ!」と意気込んで、昼はカップ麺、夜はもやし炒め。
飲み会は断り、旅行は我慢。水道代を浮かせるため、シャワーも3分間一本勝負。
――その頑張り・・・未来につながっていますか?
たしかに、目先のお金は浮くかもしれません。
でも、ただひたすらに「今を耐える」だけでは、未来は豊かになりません。
むしろ、節約疲れで心も体もボロボロに…。
気がつけば「こんなはずじゃなかった」と後悔するかもしれません。
そんなあなたに知ってほしいのが、「節約」と「倹約」の違いです。
節約とは、簡単に言えば出費を減らすこと。
とにかく支出を削り、財布のひもを締めに締める。
一時的には効果が出るけれど、長く続けるには限界があります。
たとえば、
・光熱費を気にして冷暖房を我慢し、体調を崩す
・安物の靴を買ってすぐにし履きつぶし、結局買い直す
・安さだけを追って食事内容が偏り、健康を害する
こんなふうに、「節約」がかえって損失を生んでしまうことがあるのです。
一方、倹約とは、無駄な支出を徹底的に削りながら、本当に価値あるものにはしっかりお金を使うというスタイル。
たとえば、
・長く履ける質の良い靴を買う
・将来の健康を考えてバランスの良い食材に投資する
・自己成長のために学びにお金をかける
倹約家は知っています。
「お金を使わないこと」ではなく、「賢く使うこと」が未来を豊かにするのだということを。
倹約して生まれた余剰資金。
これを単に貯金しておくだけでは、今の時代、資産はほとんど増えません。
なにせ銀行預金の金利は、まるでお情け程度。
インフレが進めば、預金の実質価値はむしろ目減りしてしまいます。
だからこそ、「投資」が必要なのです。
といっても、怖がる必要はありません。
最初は少ない金額からで十分。
あなたが加入している企業型確定拠出年金制度、NISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)といった制度を活用すれば、税制面でも有利にスタートできることはもう良くご存知ですね。
たとえば、月10,000円を年利5%で積み立て投資した場合、
10年後にはおよそ155万円になります(元本120万円+運用益)。
20年後にはおよそ411万円(元本240万円+運用益)!
30年後にはおよそ832万円(元本360万円+運用益)!!
この違い、バカにできません。
普通預金に置きっぱなしにしていたら、利息は数十円、よくて数百円程度。
この差が10年、20年と積み重なれば、あなたの資産にとって大きな意味を持ちます。
言い換えれば、倹約して浮かせたお金を投資に回すことこそ、最高の「未来への種まき」なのです。
今日から始める「倹約×投資」生活プラン
さあ、ここで「今日からできることリスト」を紹介しましょう。
① 無駄な支出を炙り出す
まずは固定費の見直しから。
・使っていないサブスクを解約する
・不要な保険に入っていないか見直す
・スマホプランを適正なものに変更する
これだけで、月に数千円〜1万円浮くこともザラです。
② 「良い支出」と「悪い支出」を見極める
節約ではなく、倹約を意識しましょう。
・健康、仕事、学び、家族のために使うお金は惜しまない
・安物買いで後悔しないよう、質重視で選ぶ
未来に価値を生まない「なんとなくの出費」は、バッサリ削りましょう。
③ 浮いたお金は自動的に投資へ回す
浮いたお金を使ってしまわないように、仕組み化が大切です。
たとえば、給与口座から自動的に積み立てが出来るように設定する。
企業型確定拠出年金制度はこの仕組みがバッチリ備わっていますね!
「気づいたら貯まってた!」を目指しましょう。
企業型確定拠出年金制度の積立てのデメリットは60歳まで引出ができないこと。
60歳まで20年・30年という時間がある方は、途中の不測事態も考えてNISAを併用すると良いでしょう。
NISAでは、企業型確定拠出年金制度では選ぶことが出来ない投資信託や、個別株にも投資が出来るので、倹約で浮いたお金の一部をNISAへの投資に回して、投資の両輪を回しましょう。
10年後、20年後、30年後・・・・
「昔の俺(わたし)、よく頑張った!!」と笑顔で言える自分になりたいなら。
今月いくら節約したかに一喜一憂するよりも、今月、どれだけ未来にお金を回せたかを誇りに思いましょう。
小さな倹約と、小さな投資の積み重ねが、10年後、20年後、30年後のあなたを守り、そして自由にします。
節約疲れにさよならを告げて、未来に笑う倹約家への道を、今日から歩き始めましょう。