夏のボーナス、どこに置く?——
預金・NISA・401kの「使い分け」

2026-06-11

ボーナスが入ったら、まず「どこに置くか」決めていますか?

預金・NISA・401k——それぞれの“役割”を、やさしく整理します。

(所要時間:約5分)

夏のボーナス、どこに置く?—— 預金・NISA・401kの「使い分け」

夏のボーナスシーズン。まとまったお金が入ると、つい「とりあえず銀行口座に」で止まってしまいがちです。

 

でも、お金は“置き場所”によって果たす役割がまったく違います。この記事では、預金・NISA・401k(企業型確定拠出年金)の使い分けを、順番に整理します。

1まず知っておこう

お金の「置き場所」は3つに分けて考える

同じ「貯める」でも、目的によって向いている置き場所は変わります。ざっくり、次の3つに分けて考えるのがおすすめです。

置き場所 いつ使える? 税制メリット 向いている用途
預金 いつでも なし 生活費・近い予定の出費・「守るお金」
NISA いつでも引き出せる 運用益が非課税 数年〜中長期で「増やしたいお金」
401k
(企業型DC)
原則60歳まで
引き出せない
掛金が全額所得控除
+運用益も非課税
老後専用の「いちばん遠いお金」

「引き出しやすさ」と「節税の強さ」は、だいたい反対の関係です。すぐ使える預金は節税ゼロ。引き出せない401kは、掛金が全額所得控除という最強クラスの節税。NISAはその中間、と覚えておくと整理しやすくなります。

2よくある勘違い

ボーナスの置き場所は「預金 or NISA」。でも401k見直しの好機

ここで一点、よくある勘違いを解いておきましょう。

Qボーナスを、そのまま401kに入れて節税できますか?
A

基本的にはできません。401kの掛金は毎月の給与から天引きされる仕組みで、金額もあらかじめ決まっています。ボーナスをポンと一括で入れる、という使い方は原則できないのです。

つまり、ボーナス本体の行き先は「預金」と「NISA」で考えるのが現実的です。すぐ使う予定や予備費は預金へ、当面使う予定のない分はNISAで中長期に育てる——この振り分けが基本になります。

とはいえ、ボーナスは401kを見直す絶好のタイミングでもあります。賞与で家計に少し余裕が出たら、毎月の掛金を増やすことを検討してみてください。掛金は全額が所得控除なので、増やすほど所得税・住民税の軽減につながります。手取りへの影響を抑えながら将来のお金を育てられる、という発想です。

※掛金を増やせるタイミングは所属先の企業によって違います。掛金増額を希望する場合は、企業の担当者に必ず確認してください。

3最後にチェック

よくある“もったいない”3パターン

ボーナスシーズンに起こりがちな「もったいない」を3つ。心当たりがないか、チェックしてみてください。

  • 全額そのまま普通預金に置きっぱなし。安心ではありますが、物価が上がり続ける局面では、置いておくだけで実質的な価値が少しずつ目減りしていきます。
  • 気が大きくなって使い切ってしまう。ボーナスは「臨時収入」に見えて、実は年収の一部。先に置き場所を決めてから使うと、無理なく将来分を残せます。
  • NISAも401kの掛金見直しも「なんとなく未着手」。制度はあるのに使っていない——これがいちばんもったいない状態です。

まずは「現状確認」から。預金・NISA・401kのいまの残高と、毎月の掛金額を一度そろえて眺めるだけで、次にやることが見えてきます。

このコラムのまとめ

  • お金は「預金=守る・すぐ使う」「NISA=中長期で増やす・引き出せる」「401k=老後専用・節税最強・引き出せない」で役割分担する。
  • ボーナス本体の行き先は預金とNISA。401kへの直接入金は原則できない。
  • ボーナスで家計に余裕が出たら、毎月の401k掛金の増額を検討する好機。
  • 掛金や配分の見直しは、いつでも無料で相談できる。

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